図書館の新入庫コーナーに、新しく入った紙芝居が並ぶ。そのなかで一つ明らかに他とは違うおもむきを見せつける作品があった。 「愛染かつら」。昭和の時代になんども映画化、ドラマ化されたメロドラマの名作である。それがいまなぜ紙芝居に。 一体どういうことなのか。版元に聞いてきた。
21日、香港で普通選挙を求める抗議デモのなか、デモ学生の代表と香港政府代表の対話が実施された。この問題に関心をある人なら、この対話の内容や結果に期待をもつことはないだろう。重要なのは、対話に香港政府代表を引き出したということで、それ自体がデモ側の勝利の一つとして位置づけられる。 今後の動向がどうなるかはわからない。大筋、共産党中国政府が、香港の民主化に明示的に妥協することはないと見られる。それをすれば中国が解体してしまう。中共側としては、現状の台湾との関係と同様、言語的な規定は曖昧のまま実態を静かにねじ曲げていくという方向ならざるをえない。 このことは、天安門事件のような流血や、李総統(大統領)選出時のミサイル威嚇のようなことを中共側がしずらい、ということでもある。しかし、中国という国はこうした常識的な視点からは捉えられない面があるので、国際社会も慢心はできない。 今回の雨傘革命でも、そも
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少子化が進行していますが,その要因は2つの局面に分けて考えることができます。①結婚しない男女が増える,②子どもを産まない夫婦が増える,の2つです。 ①については言わずもがなですが,②のほうはどうなのでしょう。結婚しても子どもを産まない,ないしはその数を抑える・・・。こういう夫婦も多くなっているのでしょうか。子どものいない共働き夫婦(DINKS)なんていう言葉も出てきていますしね。 私は,有配偶女性ベースの出生率を計算してみました。白書等で見かけるのは,全女性ベースの出生率ですが,ここでは夫のいる有配偶女性をベースに充てるわけです。こうすることで,非婚女性の量,すなわち未婚化の影響を除くことができます。 2010年の間に,25~29歳の母親から生まれた子どもの数は30万6,910人です(厚労省『人口動態統計』)。『国勢調査』から分かる,同年10月時点の20代後半の有配偶女性は130万3,21
古い話を蒸し返そうと思っている。 小渕優子氏の経済産業相辞任についてだ。 更迭に異議を唱えようとしているのではない。 辞任は当然だ。 これまでにも、よく似た経緯で職を追われた閣僚はたくさんいたわけだし、そのことを思えば、小渕さんだけが特別扱いにされるべきいわれはない。 個人的な考えを述べるなら、この種の「脇の甘さ」(政治資金の処理や選挙の手法が杜撰だったりすることや、答弁での言葉の使い方が稚拙なこと)を理由に大臣のクビを獲りに行くタイプの報道や議会戦術が慣例化していることは、わが国の政治にとって、あまりプラスになっていないと思う。 が、それは、今回の問題を考える上では、別の次元の話として、脇によけておかなければならない話題だ。 ルールが設定されている以上、あるラインを超えた者が処分されるのは仕方のないことだ。 ただ、「うちわ」にしても「ネギ」にしても、このたびの出来事の一連の経緯の、流れ作
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