ACアダプタを10分の1に小型化 富士通研、消費電力大幅削減につながる新トランジスタ 6月25日12時29分配信 ITmediaニュース 富士通研究所は6月24日、電子機器の低消費電力化につながる新トランジスタの開発に成功したと発表した。 機器の電源装置で生じる電力損失を3分の1以下に低減でき、ノートPCなどのACアダプタなら10分の1程度に小型化できるという。2011年ごろをめどに電源装置への適用を目指す。 電源装置ではシリコン製トランジスタが多く使われているが、通電状態での電力損失(オン損失)と、通電−遮断状態を切り替える際の損失(スイッチング損失)が大きく、電源の電力損失のうち、トランジスタ関連が3分の1以上を占めているという。 オン損失の低減には高耐圧トランジスタが効果的。窒化ガリウムHEMTならオン損失をシリコントランジスタに比べて5分の1以下に低減でき、スイッチング損失は