アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をあしらった山陽新幹線「500 TYPE EVA」が7日朝、JR博多駅(福岡市博多区)を出発した。ホームにはカメラを手にした多くのファンがつめかけた。 午前6時36分の出発に先立って開かれた式典では、紫色の車両をデザインしたメカニックデザイナーの山下いくとさんが「たまたま出くわした人にも『うわー』と言ってもらえたらうれしい」とあいさつ。 新幹線の車内には基地をイメージしたジオラマや、ゲームが楽しめる実物大の操縦席もある。乗客の一人で、始発に乗るためにわざわざ夜行バスで大阪から前日入りしたという、会社員の福原慎士さん(32)は「こんな時代もきたか、という気持ち。操縦席に乗ってゲームを体験するのが楽しみ」と笑顔で話した。 ファンに見送られて出発した「エヴァ新幹線」は午前11時14分に新大阪駅に到着した後、折り返し、午後4時7分に博多駅に戻った。2017年3月まで