スマートフォン用アプリを紹介するウェブサイトの運営などを行うIT関連会社「AppBank」(アップバンク、東京都新宿区)から約1億3600万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた同社の元経理担当役員木村朋弥被告(44)の判決で、東京地裁は17日、懲役6年(求刑懲役7年)を言い渡した。 新井紅亜礼裁判官は「関係者の信頼を裏切る悪質な犯行。遊興費や借金返済などに使い、被害弁償を一切していない」と批判した。 判決によると、木村被告は2013~15年、架空の取引先への報酬名目で、同社から21回にわたり計約1億3600万円をだまし取った。