20000系は、東急線方面へ円滑に運行できるよう検討された電車です。 前面には貫通扉を設置し、車体の幅を狭めたストレートな断面構造としました。 そうした前提のもとで「通勤車両」というカテゴリーから、 豊かで安心感のある、相鉄線の新しい顔へと昇華させました。 20000系は、新世代アルミニウム製車両のパイオニアである ㈱日立製作所製「A-Train」プラットフォームを採用。 アルミ製の形材を、摩擦攪拌接合(FSW)により 歪みなく接合することで美しい車体を実現。 前頭部は部位ごとに、匠の技からデジタル加工を適材適所に組み合わせ 複雑な形状を創り出しました。 本プロジェクトの目指す方向性が最新の車両技術と融合しあうことで、 美しい20000系が生み出されました。