根室市は、好調なふるさと納税を活用し、新年度から学校給食の無償化や出産祝い金の支給など子育て支援策を充実させる方針を決めました。 根室市の新年度・令和3年度の予算案の概要が明らかになりました。 それによりますと、一般会計の総額は208億円あまりで、前の年度より8%増え、過去最高となっています。 根室市は、今年度のふるさと納税の寄付金が前の年度の2倍近い125億円にのぼる見通しで、このうち39億円を子育て支援策など156の事業に活用することにしています。 具体的には、新年度から市内すべての小中学校14校の給食を無償化する方針で、この経費として9300万円あまりを盛り込んでいます。 また、子どもが生まれた世帯に「出産祝い金」として第一子から10万円を支給することを決め、1500万円あまりを計上しています。 このほか、サンマなどの記録的な不漁が続く中、水産資源の拡大を図るため、養殖や研究に取り組