令和6年5月10日 北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)については、2012年6月に着工し、その後、2015年1月の政府・与党申合せで2030年度末の完成・開業を目指すこととされ、建設主体として鋭意工事を実施しております。 しかしながら、複数のトンネルにおいて、掘削前のトンネル発生土受入地確保の難航や掘削開始後の予期せぬ巨大な岩塊の出現、想定を上回る地質不良などにより、現時点において3~4年程度の工事の遅れが生じております。 加えて、一部区間においては、現在なお地質不良が継続しています。また、本年4月以降、建設業における働き方改革(時間外労働の上限規制)も実施されています。今後、さまざまな工程短縮策を講じたとしても、これらに伴うさらなる遅れを全て取り戻すことは困難と見込まれます。 こうした状況を踏まえ、2030年度末完成・開業の目標達成は極めて困難であると判断し、令和6年5月8日、斉藤国土交