パーティショニングとは コンピュータは、ハードウェア、OS、アプリケーションなどさまざまな要素から構成されている。そのためコンピュータに関する「仮想化」を考える場合、「何を何に対して」仮想化するのかを把握する必要がある。 ここまでのパートでは、ホストOS型、ハイパーバイザ型の仮想化を紹介してきた。この2つは、いずれもOSに対してコンピュータのハードウェアを仮想化するものだ。これに対して「パーティショニング」とは、アプリケーションに対してOSを仮想化するものである(図1)。 1台の物理サーバ上で動いているOSは1セットだけだが、内部では仮想のOSセットが生成されており、動作するアプリケーションは、ほかのアプリケーションとは隔離されたOS環境の中で実行される。この環境は「コンテナ」と呼ばれる。 パーティショニングは、OSセットを仮想化するという意味で「OS仮想化」、またコンテナを生成することか
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