同県では7月2日時点の病床使用率が75.3%となり、1週前の65.7%からさらに上昇。5日には玉城デニー知事が県の対策会議後、体調不良時は外出を控え、マスクを臨機応変に着用するなどの対応を求めるコメントを出した。 首都圏では「医療態勢は逼迫(ひっぱく)していない」(神奈川県の担当者)ものの、感染者数は全国的に緩やかに増加している。政府にコロナ対策を助言してきた尾身茂氏は先月26日に「第9波が始まった可能性がある」と記者団に語り、日本医師会の釜萢敏(かまやちさとし)常任理事も5日の記者会見で「現状は第9波になっている」と述べた。新たな流行の兆しとの見方が強まっている。