コロナの渦中に開かれた観光戦略実行推進会議で菅義偉官房長官はあらためて、30年に訪日外国人を6000万人とする政府目標を目指す考えを示した。すでに20年4000万人の目標は不可能となり、昨年は訪日客急増によるオーバーツーリズム問題も表面化した。それでもわれわれは訪日外客6000万人を目指していくべきなのだろうか。 赤羽一嘉国土交通相は6月19日午前に行われた会見で、3日前に閣議決定した観光白書(2020年版)の中に訪日客4000万人の目標が記載されなかったことについて質問され、「16年に『明日の日本を支える観光ビジョン』で設定した訪日観光客の目標を撤回したわけではない」と説明。続けて「訪日観光客の回復は、ある程度時間を要することが予想されるので、この期間を活用し、これまでの課題であるWi-Fi環境の整備、多言語対応、洋式トイレなど、訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備、また、バリアフリー化・
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