『テメレア戦記』(テメレアせんき、原題:Temeraire)は、2006年3月から刊行されている、ナオミ・ノヴィクによるアメリカ合衆国の歴史改変SFファンタジー小説シリーズである。 ナポレオン戦争時代の大英帝国が舞台。実在する国家や人物を交えながら、古代からドラゴンが存在し、人間と深い関わりを持っているというパラレルワールドが描かれており、ファンタジー小説および歴史改変SFとしての側面を併せ持つ。世界観についての詳細は下記参照。 本シリーズは2016年に刊行された第9巻(原題:League of Dragons)をもって、第1巻から続くナポレオン戦争を題材とした物語が完結した。[1]シリーズ完結後も、テメレア戦記の世界観を継承した、異なる時代や地域の物語が展開される可能性があることを著者が明らかにしている。[2] 本シリーズのスタートは、もともとゲームクリエイターとして働いていた著者が、も