アルファベットと中国語が併記されたキーボード(2010年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/MIKE CLARKE 【3月23日 AFP】カップ麺ブランド、ニンジン、子ども向けテレビ番組名――いずれも、中国版ツイッター「新浪微博(Sina Weibo)」のユーザーたちが当局の厳しい検閲の目をどうにかすり抜けようと生み出した、重慶市トップをめぐる政治スキャンダルに関する「隠語」だ。 中国当局はインターネット上に「グレート・ファイアーウォール(万里の長城)」と揶揄(やゆ)される膨大な検閲網を敷き、当局が要注意とみなす情報を全て遮断している。だが「新浪微博(Sina Weibo)」の利用者の急増で、こうした当局の試みは次第に困難になりつつある。 中国では今、重慶(Chongqing)市共産党委員会の薄熙来(Bo Xilai)書記の解任や、薄氏に近い周永康(Zhou Yongkang)中央政