日米中韓の4か国中、日本の高校生は授業中に居眠りをする割合が最も高く、勉強しない生徒が最も多い――。そんな実態が7日、文部科学省所管の教育研究機関による意識調査で明らかになった。 調査は財団法人「一ツ橋文芸教育振興会」と「日本青少年研究所」が昨年夏から秋にかけて、日米中韓の高校生計約6200人を対象に実施した。 それによると、授業中に「いつもする」「ときどきする」態度として、「居眠り」を選んだ高校生は、日本が45・1%とワースト1位。ついで韓国(32・3%)、米国(20・8%)、中国(4・7%)の順。「積極的に発言する」のは米国(51・0%)、中国(46・2%)、韓国(16・3%)に対し、日本は14・3%にとどまった。一方、平日に学校の授業と宿題以外に、まったく勉強しないと答えた高校生は日本は34・3%。米国(24・3%)、韓国(17・5%)、中国(6・8%)より割合が高かった。