マカフィー株式会社は1月31日、2011年におけるコンピュータウイルス、不審なプログラムの検知データの集計を発表した。これは、同社のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出し、マカフィーの研究機関であるMcAfee Labsの研究員が分析したもの。ウイルスにおいては、2010年に続き外部メディア経由で感染するワームが猛威をふるった。また「Blackhole」といったツールを使ったWebからの「ドライブバイダウンロード攻撃」が多く見られた。標的型攻撃も、その性質上、検知数がトップ10にランクインすることはないが警戒は必要としている。 PUP(不審なプログラム)については、新たな動向は観測されておらず安定化の傾向にある。しかし、PUPの脅威は依然としてあるため、引き続き警戒は必要。モバイルにおいては、2011年に新たに報告されたモバイルマルウェア(PUP、亜種を含む)は420件