今日、とある報道をめぐって家族と議論になった*1。 そしてその報道と間接的に関係する殺人事件について、口論にまでなった時のこと。 「殺人事件」と慣用でひとくくりに呼ばれても、裁判では「殺人」と「傷害致死」等は区別されるという事実が理解できない様子だった。 そこで不意に思いついて「傷害致死」がどのようなものと思っているかを質問してみると、返ってきた答えが「正当防衛のこと」。 どうやら「傷害致死」は基本的に無罪*2なのだと認識しているらしい*3。そして、悪意を持って人を攻撃し、結果として死にいたらしめた場合は、全て「殺人」と呼ばれないと納得しないようだ。 犯罪に対する量刑を云々する文脈で、正当防衛が持ち出されるとは、さすがに予想外だった。 念のため、家族は新聞紙*4やドキュメンタリーも相応に見ている。少なくとも平均以下ではないと思う。 実のところ、量刑の細かい意味など、報道で見た記憶はほとんど