米国の大統領選挙では大手メディアの民主党支持報道が指摘されてきましたが、ワシントン・ポストは民主党バラク・オバマ候補に好意的な報道が一方的に多かったことを自認する同紙紙面審査委員による分析を掲載しました。 ワシントン・ポストは9日の日曜版に同紙オンブズマン(紙面審査委員)のデボラ・ハウエル記者による「選挙報道でのオバマ傾斜」と題する分析記事を掲載しました。 同記事によると、昨年11月から今年11月4日の投票日直前までの期間にワシントン・ポストに載った大統領選挙関連の記事のうちオピニオン記事では―― ①オバマ候補を賞賛した内容が32本だったの対し共和党のジョン・マケイン候補を賞賛したのが13本だった ②オバマ候補に否定的な内容が32本、マケイン候補に否定的な内容の記事が58本だった―― 、ということでした。 つまり自分の新聞の選挙報道の偏向を数字をあげて、認めているのです。 ワシントン・ポス