asahi.com 2012年3月7日 「無期懲役の母親らの再審開始決定 大阪女児放火殺人」 厳密には、検察側が大阪高裁に抗告する方針とのことですから、再審が決定したとまでは言えませんが。 捜査段階での自白が有罪の決め手となった事件で、「自白の信用性に疑問があり」とする判断が下ったわけで、もし再審無罪となれば(結果的に誤りであったとはいえ、いちおう DNA 鑑定という有力そうな証拠もあった)足利事件以上に虚偽自白の問題性を示す冤罪ということが言えそうです。 また、冤罪についてよりましとかよりひどいなどと論じるのは意味のないことではありますが、自分の子どもの殺害を自白させられたのだとすると、そのこと自体が非常に残酷なことであると言わざるを得ません。15年前に起きた強盗殺人事件の犯人が今年1月に逮捕されましたが、捜査の初期段階で被害者の祖母と姉夫婦が逮捕され、結局起訴されずに釈放されたとはいえ