阪神大震災10年目に考えること、するべきこと(前編):何かがおかしいIT化の進め方(22)(1/3 ページ) 1995年に発生した阪神・淡路大震災から10年余が経過した。震災直後には多くの企業や個人が災害対策を検討したが、そのとき考え出した備えはどこまでできているのだろうか。今回は地震対策を中心にした災害対策について、検討する際にその基礎となる要件を考える。 忘れていなくてもやって来る災害への備え この10年の間に、社会的にも、国際政治面でも、また自然災害の面でも急速に物騒な時代になった。発生から10年余になる1995年の阪神・淡路大震災直後には、多くの企業で災害対策が検討され、また個人でもいろいろ備えを考えていた人も多かった。しかし、現在、必要性を分かっているつもりでも、備えは具体的にどの程度までできているだろうか。 阪神・淡路大震災の後、北海道では石油タンクが大火災を起こす十勝沖地震が
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