「いつか一緒に」8年越しの夢が、最高の作品で実現 取材・文:斉藤博昭 写真:奥山智明 怪獣やロボット、特撮など日本カルチャーを愛するギレルモ・デル・トロ監督。その思いをたっぷり詰め込んだ話題のSFアクション超大作『パシフィック・リム』で、人型巨大兵器「イェーガー」を操縦する日本人パイロット、森マコを演じたのが、菊地凛子だ。オタク監督として知られているデル・トロ監督のこだわりに、今やアメリカを拠点に活動する菊地はどう応えたのか。二人が、その出会いや撮影現場での秘話、作品への思いを、満ち足りた表情で語り合った。 ADVERTISEMENT ミステリアスな素顔に一目ぼれ!Q:お二人が初めて会ったのは、菊地さんが映画『バベル』に出演した頃だったそうですね。 菊地凛子(以下、菊地):そうなんです。もう8年前になりますね。『バベル』のプロモーションツアー中に、アレハンドロ(・ゴンサレス・イニャリトゥ監