地方財政はあまり詳しくないんだけれど、適当に見てまわって簡単に整理できるところだけ。 三位一体の改革とやらの話 全体から集めた税金を、経済力のある自治体には薄く、そうでない弱い自治体には厚く再分配する。それを国が仲介する。国税として集めたお金を、国庫支出金と地方交付税という形で、それぞれの自治体に再分配する。今はそういう仕組みになっている。 この仕組みの何が問題かというと、地方自治といいつつ中央の統制がきつくなること。自由がないんだな。で、権限を中央から地方に委譲するということなんだけど、金のないところに権限だけあってもしょうがないわけで、次のような改革を同時にやるべし、ということになった。 (1)国庫支出金の見直し(てか削減)、(2)地方交付税の見直し(てか削減)、(3)地方への税源委譲 いわゆる「三位一体の改革」という奴。「国からの移転支出はなくなる代わりに、税源委譲するから地方で直接