朝鮮学校も避難所に 全国 2011年4月4日 18時16分(32分前に更新) 東日本大震災で、宮城県と福島県の朝鮮学校が校舎などを避難所として開放。日本人を受け入れたり、支援物資を各地に配ったりして、被災者の力になっている。「民族を問わず、命を救いたい」。在日朝鮮人たちの思いは一つだ。 福島朝鮮初中級学校(福島県郡山市)には震災直後に6〜84歳の約30人が避難。半数は沿岸地域の近隣自治体などからの日本人だった。ストーブがあり、布団十数組も備蓄。「この先どうなるのか」。教室に約10人ずつが分かれ、悩みを打ち明けながら励まし合った。 福島第1原発から約4キロ離れた福島県双葉町の半谷一彦さん(51)は、在日の友人に誘われ、同県いわき市の父親(84)を連れて避難した。 父親は糖尿病、高血圧、心臓病などで11種類の薬が欠かせない。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から派遣されたスタッフに相談すると、車