「テトリス」「シムシティ」「塊魂」など、MoMAが14本のビデオゲームを収蔵すると発表し、この動きがアート界で波紋を呼んでいる。前MITメディアラボの副所長も務めたジョン・マエダが語る、ゲームとアートとデザインの関係とは。 ニューヨーク近代美術館(MoMA)は最近、同館のコレクションの一部として新たに14本のビデオゲームを収蔵すると発表し、この動きがアート界で波紋を呼んでいる。「MoMAには残念だが、ビデオゲームはアートではない」と英ガーディアン紙の美術評論家であるジョナサン・ジョーンズは切り捨てたが、MoMAのキュレーターであるパオラ・アントネッリは、「ビデオゲームはアートだ」と断言する。「同時にビデオゲームはデザインでもある。そしてこのデザインとしての側面が、われわれが今回コレクションに加えた理由だ。これらのゲームはインタラクションデザインの素晴らしい一例として選ばれた」(パオラ氏)