連星の一方が超新星爆発を起こした際、もう一方が高速で弾き飛ばされる様子(CG)。(NASA, ESA, and P. Ruiz Lapuente (University of Barcelona); Cut and colored by S. Geier)※動画が見られない場合はブラウザを変更してみてください。 ある星がいま時速420万キロという超高速度で天の川銀河を脱出しようとしている。3月5日、科学誌「サイエンス」に発表された最新の研究成果によると、これまで見つかった星の中では最高の移動速度だという。 超高速度星はこれまでにも発見されているが、その多くは天の川銀河の中心にあるブラックホールの巨大な重力に弾かれるように、銀河の外に向かって投げ飛ばされたとされる。一方、今回観測対象となった星「US 708」はそうではないようだ。高速軌道に乗ったきっかけは、星の爆発の一種である「Ia(いちエ
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