広東省で3歳の時に誘拐され、AIの力で19年ぶりに両親と再会を果たした男性。提供写真(撮影日不明)。(c)CNS/広州日報 【6月27日 CNS】中国広東省(Guangdong)で3歳の時に誘拐された男性が、19年ぶりに両親と涙の再会を果たした。両親はほぼ全ての財産を費やして捜してきたが、最後は警察が企業と連携してAI(人工知能)を駆使して見つけ出した。 【関連記事】中国など6か国共同で人身売買容疑者1332人を逮捕 誘拐事件が起きたのは2000年12月28日。深圳市(Shenzhen)羅湖区(Luohu)で徐さん夫婦の当時3歳だった息子が誘拐され、20万元(現在のレートで約310万円)の身代金が要求された。警察が捜査を開始すると、息子も誘拐犯もこつぜんと姿を消した。 その後19年間にわたり、徐さん夫婦は息子を捜す長くつらい旅に出た。近くは広東省の恵州(Huizhou)、東莞(Donggu