苦しみ続けるハイチ 破綻国家──暴力、悲劇、飢え、低開発。これらのキーワードは1世紀以上にわたってハイチにつきまとう。 地球上でもっとも貧しい国のひとつハイチの抱える苦しみは果てしない。しかし、それに対する同情は、同国の汚職や不始末などが目立つゆえに、薄れてしまう。 ハイチの人々は、1804年に残忍で悪名高いフランス人奴隷主を打倒し、独立を宣言した。奴隷の抵抗によって誕生した近代で初めての黒人国家として知られる。
カリブ海諸国ハイチのモイーズ大統領(53)が暗殺された事件で、南米コロンビアのバルガス国家警察長官は16日、ハイチ司法省の元職員がモイーズ氏の殺害を指示した可能性があると発表した。 モイーズ氏は今月7日、首都ポルトープランスの自宅で武装集団に襲われて殺害された。ハイチ当局は、これまでに実行犯のコロンビア人26人とハイチ系米国人2人の「傭兵(ようへい)」を拘束、コロンビア当局に捜査協力を要請していた。 バルガス氏は、「バディオ」というハイチ司法省の元職員が、実行犯のリーダー格だったコロンビア人の2人に、暗殺実行の3日前に指示を出したと説明している。バディオは、司法省の情報機関で汚職対策を担当していた。現在、ハイチ当局が行方を探しているという。 一方、ハイチ警察は、これまでに、モイーズ氏の警備責任者を含む4人の警察幹部を拘束している。暗殺発生時、モイーズ氏の自宅と周辺には、少なくとも20人以上
ハイチの首都ポルトープランスで、暗殺されたジョブネル・モイーズ大統領の私邸の前で警備に当たる警察車両(2021年7月15日撮影)。(c)Valerie Baeriswyl / AFP 【7月16日 AFP】カリブ海(Caribbean Sea)の島国ハイチの国家警察は15日、ジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領の暗殺は隣国ドミニカ共和国で計画されたと発表した。また、大統領の主任警護官と警護員3人を拘束したと明らかにした。 モイーズ大統領は7日、首都ポルトープランスにある私邸に押し入った武装集団に射殺された。この事件では、大統領警護隊に負傷者が出ていないことから、内部関係者の関与が疑われている。 ソーシャルメディアで拡散されている写真には、すでに逮捕された容疑者2人が野党の元上院議員ジョエル・ジョン・ジョセフ(Joel John Joseph)容疑者と会っている様子が捉え
5年前に大地震に襲われた中米ハイチの女性200人以上が、国連平和維持活動(PKO)の隊員から支援物資などを受け取るために「取引の性交渉」に応じたと国連調査に証言していることがわかった。対価として食料や薬などを受け取っていた。同様の証言はアフリカからも相次いでおり、国連は再発防止策の検討に入った。 朝日新聞が入手した、国連内部監査部の報告書(先月15日付)で明らかになった。報告書によると2014年に実施された調査に、ハイチの231人(うち男性2人)が、PKOのハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)の隊員との「取引の性交渉」を認めた。地方の女性は飢餓のほか、住居や乳児用品、薬などの不足が隊員との関係のきっかけになることが多かった。都市部の女性は装飾品や洋服、テレビ、高価な下着、ノート型パソコンなどを受け取っていたという。 ハイチでは10年の大地震で30万人以上が死亡、150万人が住居を失った。
ニューヨーク(CNN) ハイチで2010年にコレラが大流行したのは国連の過失だとして、コレラの感染者や犠牲者の遺族らが10日までに、国連に補償を求める集団訴訟を米連邦裁判所に起こした。 原告側の弁護士は、「国連は重大な過失や違法行為により、ハイチにコレラを持ち込んだ」と述べた。訴訟ではコレラの流行により死亡した8300人の遺族と、罹患(りかん)した65万人に対する補償を求めている。 国連のファルハン・ハク報道官はCNNに対し、「国連に対して起こされた訴訟に対するコメントはしない」と述べた。 潘基文(パンギムン)国連事務総長は以前、国連は国際条約により免責が認められているため、ハイチのコレラ被害者に対する補償請求は受け入れられないと発言している。 2010年に大地震に見舞われたハイチでコレラの大流行が始まったのは、被害の爪跡がまだ生々しい同年10月のことだった。ハイチにはもともと、コレラ菌は
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