軍事政権下にある西アフリカのマリで、十数万人の少数民族らが隣国モーリタニアに逃れ、過酷な難民生活を送っている。背景にはロシアの民間軍事会社「ワグネル」の進出に伴う紛争激化がある。長年、現地の少数民族トゥアレグを取材してきたジャーナリスト、デコート豊崎アリサさん(53)に現状を聞いた。(太田理英子)
ロシアの民間軍事会社ワグネルグループの戦闘員数十人が西アフリカのマリで反政府勢力の待ち伏せ攻撃により死亡した中、ウウクライナ国防省情報総局(GUR)がこの攻撃に関与したと明らかにした。外信はウクライナとロシアの戦争が世界で進行していることを見せる事例と解釈した。 ガーディアンやタイムズなど外信によると、GURの報道官は「マリ反政府勢力に必要な情報を与え、ロシアの戦犯を相手に成功的に軍事作戦を遂行した」と明らかにした。キーウポストはマリ反政府勢力がウクライナ国旗を持って立っている写真も公開した。 ワグネルグループはテレグラムを通じ、マリで重武器、ドローン、自爆テロ犯を使った1000人と激しい戦闘を行い、第13旅団のセルゲイ・セブチェンコ司令官ら戦闘員が死亡したと明らかにした。死亡者数は明らかにしなかったが外信は消息筋などの話として50~80人台だと伝えた。最小15人は捕虜に捕らえられ反政府勢
7月26日、ニジェールの国営テレビを通じ、クーデターの企てについて主張する軍幹部らの映像(ORTN提供、ロイター=共同) 軍事政権によるクーデターが起きたニジェールで6日、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が軍事政権に対して行った権力返還要求の期限を迎えた。 AP通信は6日、軍事政権がロシアの民間軍事会社ワグネルに協力を求めたと伝えた。軍事政権幹部がワグネルの活動拠点があるマリを訪れ、ワグネル関係者に接触したという。 ニジェールに派遣されたECOWAS代表団は数時間で戻ってきたといい、調停努力は「実を結んでいない」(英BBC放送)。 ニジェールの隣国マリとブルキナファソは軍事政権側に立つ意向を示しており、ECOWASにとってニジェールに対する軍事介入のハードルは高い。BBCはECOWASが設定した権力返還期限の延長も選択肢の一つとの見方を伝えた。(共同)
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><div class=\"naka6-banner\" style=\"margin:0 0 15px;\">\n<p style=\"display:block;margin:0 auto;\"><a href=\"https://www.asahi.com/special/bucha/?iref=kiji_bottom_banner\" style=\"display:block;\"><img src=\"https://www.asahicom.jp/special/bucha/images/banner/bucha-tokusyubanner_660x100.jpg\" alt=\"ウクライナ侵攻
米紙ワシントン・ポスト電子版は20日、交流サイト(SNS)に流出した米機密文書を基に、ウクライナ軍情報機関が昨秋以降、シリアに駐留するロシア軍部隊を空爆する計画を秘密裏に進めていたと報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領が昨年12月に中止を命じ、実際には攻撃は行われなかった。 計画ではシリア国内のロシア部隊のほかウクライナ侵攻に部隊を派遣しているロシア民間軍事会社ワグネルの部隊も標的としていた。米国も関与して実行していればロシアが中東地域の米関連施設に報復攻撃をする可能性があったとしている。 ウクライナ軍情報機関は無人機によるロシア部隊の空爆を計画。米軍と連携してきたクルド勢力主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)を訓練し攻撃に参加させることも検討していた。SDFと対立するトルコも計画を把握していたという。 機密文書はゼレンスキー氏が中止した背景について、米国の圧力のほか使用できる無人機
ウクライナ・キーウ(CNN) 草むらにウクライナ人の遺体が並び、その横の地面には爆発でえぐられた穴が空いている。ロシアの傭兵(ようへい)に引きずられてきた遺体の腕は、死亡した場所の方を向いている。 「遺体に手投げ弾を仕掛けよう」。しゃがれたロシア語でそう話す声が聞こえる。どうやら遺体にブービートラップを仕掛ける計画らしい。 「手投げ弾の必要はない。やつらが来たら叩(たた)きのめすだけだ」。別の声の主がそう話すのも聞こえる。遺体の回収に来るウクライナ兵のことを言っているのだ。その後、傭兵たちは弾薬が尽きていることに気付いた――。 CNNが独占入手したこうした戦場の映像や音声、ウクライナで戦うワグネルの兵士への取材、そして欧州で亡命を求めるワグネル元指揮官が率直に語った異例のインタビューを総合すると、ロシア随一の傭兵集団の現状についてこれまでにない見方が浮かび上がってくる。 ロシア正規軍の補給
ウクライナ・キーウ(CNN) 草むらにウクライナ人の遺体が並び、その横の地面には爆発でえぐられた穴が空いている。ロシアの傭兵(ようへい)に引きずられてきた遺体の腕は、死亡した場所の方を向いている。 【映像】まるで「ビックリ箱」、ロシア軍の戦車が抱える欠陥とは 「遺体に手投げ弾を仕掛けよう」。しゃがれたロシア語でそう話す声が聞こえる。どうやら遺体にブービートラップを仕掛ける計画らしい。 「手投げ弾の必要はない。やつらが来たら叩(たた)きのめすだけだ」。別の声の主がそう話すのも聞こえる。遺体の回収に来るウクライナ兵のことを言っているのだ。その後、傭兵たちは弾薬が尽きていることに気付いた――。 CNNが独占入手したこうした戦場の映像や音声、ウクライナで戦うワグネルの兵士への取材、そして欧州で亡命を求めるワグネル元指揮官が率直に語った異例のインタビューを総合すると、ロシア随一の傭兵集団の現状につい
ウクライナ・ドネツク州で、支援組織「モーツァルト」が実施する訓練の様子(2022年9月22日撮影)。(c)Juan BARRETO / AFP 【9月29日 AFP】ロシアの侵攻を受けるウクライナで、米国の退役軍人らがボランティア組織「モーツァルト(Mozart)」を立ち上げた。救援物資を配布したり、軍事訓練を施したりして「命を救う」ことを目指している。誰でも知っている作曲家に由来する名称は、同じく有名な作曲家リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner)にちなんだロシアの民間軍事会社「ワグネル(Wagner)」の向こうを張ったものだ。 モーツァルトは、人道支援や救護、戦闘任務に就くウクライナ人への訓練を行っている。メンバーいわく、作曲家の名前を冠していることを除けば、ワグネルとの共通点はない。 米海兵隊員歴23年のスティーブさん(52)も、「ワグネルのように軍事作戦に従事すること
マリ北部ゴシの基地近くで、英軍ヘリへの搭乗を待つ仏兵(2019年3月24日撮影、資料写真)。(c)Daphné BENOIT / AFP 【4月23日 AFP】西アフリカ・マリの軍は22日、仏軍から返還された北部ゴシ(Gossi)の基地付近で、集団墓地を発見したと発表した。 仏軍はこの数時間前、同軍が集団墓地を残したという証拠を捏造(ねつぞう)するために遺体を埋めるロシア人傭兵(ようへい)の動画を撮影したと発表していた。ドローンで撮影されたもので、AFPは21日に確認した。 仏軍は19日、マリ駐留部隊撤退の一環として、仏兵300人が駐留していたゴシ基地をマリ軍に正式に引き渡した。 マリ軍参謀本部は「遺体の腐敗の進行程度から、集団墓地が基地引き渡しのかなり前から存在していたことが分かる。つまり、マリ軍によるものではない」としている。(c)AFP
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く