いったい何のためなのか。中国の国防予算が今年もまた、大幅に増やされる。 前年から7・5%アップの1兆1898億元。日本円にして約19兆8千億円にのぼる。 国防費の規模としては米国に次ぐ世界第2位であり、日本の防衛予算の4倍弱に達する。 伸び率は前年から0・6ポイント下がったが、それでも経済成長率を上回る。景気の減速に悩むなかでも軍事は別格の扱いだ。 中国政府は防衛目的だとし、「脅威ではない」と繰り返す。しかし、これまでの強引な海洋進出などを振り返れば、その言は説得力に欠ける。国際社会の不安が高まるのは当然だ。 予算の内訳は発表されず、不透明のままだ。多くは最新兵器の開発や配備に使われている。現在、空母は旧ソ連製の1隻だが、近く初の国産が就役し、3隻目も建造中という。宇宙やサイバー分野でも、軍が急速な技術開発を進めている。 南シナ海では、軍事拠点化を否定していたはずなのに、埋め立てた岩礁を次
中国、「平和の道」堅持求める=日米の封じ込め警戒−安保法制 【北京時事】中国外務省の洪磊・副報道局長は18日の記者会見で、安全保障関連法案について「歴史の教訓をくみ、平和発展の道を堅持し、安保・軍事分野では慎重に事を行うよう日本に求める」と表明した。中国では日米による軍事的な「封じ込め」が強まることに警戒が強い。 洪副局長は「歴史的原因により日本の軍事・安保分野の動向はアジアの隣国と国際社会の大きな関心を集めてきた」と指摘。日本国内で反対の声が日増しに高まっているとして、「国内と国際社会の正義の声に耳を傾ける」よう求めた。 国会審議で政府側は、海洋進出を強める中国の「脅威」を挙げ、法案整備の必要性を強調した。中国は、東南アジア諸国と領有権を争う南シナ海で滑走路などの拠点建設を急ピッチで進めており、自衛隊と米軍の一体化が進めば、日米の介入が強まる可能性もある。 中国共産党機関紙・人民日
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