オーストリア・ウィーンの病理学博物館の解剖病理学に関する展示物(2021年10月20日撮影)。(c)JOE KLAMAR / AFP 【1月24日 AFP】肥大化した肝臓、裂傷を負った幼児、変形した少女の頭骨──。オーストリア・ウィーンの自然史博物館(Natural History Museum)の学芸員は、医学的人体標本の展示を再開するに当たり、倫理と品位の面で現代の一線を越えないよう、いかに展示するかという問題に直面した。 人体標本は医学生の研修用に1796年に収集が始まり、現在約5万点が収蔵されている。昨年9月、収蔵品の一部の展示が再開された。中には200年以上前のものもある。 ただ、今日の社会においては、死者の尊厳、権力と搾取、本人がはるか昔に亡くなっているとはいえ公開することへの同意の有無といった倫理的な問題よりも公共の利益が上回るのかという難しい問題が突き付けられる。 学芸員の
文章に、グロテスクおよび不快になる表現が含まれて います。ご注意を。 … ’03年12月29日、コミケ二日目を終えたあと、 都内某所で開催中の『人体の不思議展』を見に行った。 通常は医学者しか見ることが出来ぬ標本・しかも 本物の死体をプラスティネーション加工 (そこではプラストミックという呼称を使っている) した標本を間近に見ることが出来るというのだ。 かつて私は医学生でありホルマリンに浸した遺体を 解剖したことがある。一般の人よりも死体や体の仕組み というものには濃厚に親しんでいると言える。 それでも養老氏や布施氏の著書でプラスティネーション というものに興味を抱いていたので、見るならこの機会を 逃して先は無いと思ったのである。 私がこの展示を知ったのはテレビ誌の広告であった。 『えっ、まだ見てないの!衝撃度200%なんだって! 何気におもしろいらしいよ!しかも脳ミソ持てるとか言って、
ドイツ・アウクスブルク(Augsburg)で行われている、解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス(Gunther von Hagens)氏が作製した人体標本の展覧会で、金色のカバーがかぶせられた、性行為中の男女の標本「愛の営み」(2009年8月7日撮影)。(c)AFP/DDP/JOHANNES SIMON 【8月10日 AFP】「プラスティネーション」と呼ばれる特殊な技術で防腐処置を施した人体標本を作る、ドイツの解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス(Gunther von Hagens)氏の展覧会が同国アウクスブルク(Augsburg)で行われているが、作品をさらに見えにくくすべきという地元当局の行政命令に基づき7日、作品に金色のカバーがかぶせられた。 カバーがかぶせられたのは「愛の営み」と名付けられた、性行為中の男女の標本。既に検閲を受けてカバーがかけられていたが、新たな行政命令に基づき、
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