STAP細胞や高速増殖炉もんじゅの管理体制の問題などで、組織の立て直しを図っている理化学研究所と日本原子力研究開発機構の理事長が、それぞれ1日付けで交代し、下村文部科学大臣から辞令が交付されました。 辞令交付のあとの懇談で松本新理事長は下村大臣に対し、「伝統ある理化学研究所の理事長として精いっぱい頑張りたい。研究不正の再発防止策を実効性あるものにするとともに、研究者が成果を出せる環境にしたい」と述べました。 また、退任した野依氏も辞令を受け取り、報道関係者の取材に「STAP問題では世間を騒がせて残念だったが、この責任を取って辞めるわけではない」と、あくまで高齢を理由とした辞任であることを強調しました。 一方、高速増殖炉もんじゅの大量の点検漏れなどにより組織の改革を図っている日本原子力研究開発機構は松浦祥次郎氏が退任し、新たに三菱重工業の前の副社長、児玉敏雄氏が理事長に就任しました。 懇談で