自民党の派閥の政治資金パーティー収入をめぐる疑惑で、東京地検特捜部は最大派閥・安倍派と二階派の事務所の強制捜査に乗り出した。 19日午前10時ごろ、東京・千代田区にある安倍派の政治団体、「清和(せいわ)政策研究会」の事務所には、大勢の報道陣が集まる中、特捜部の係官あわせて20人ほどが家宅捜索に入った。 安倍派の捜索は約5時間に渡って行われ、午後3時過ぎに終了したとみられる。また、二階派の政治団体「志帥(しすい)会」の事務所にも、午前10時ごろに20人以上の係官が入っている。 安倍派と二階派では、政治資金パーティーで、販売ノルマを超えて集めた分の収入を収支報告書に記載せず、議員にキックバックした疑いがある。 安倍派では、キックバックの総額が5年間で約5億円にのぼるとみられる。一方、二階派は、キックバック分を支出には載せていたものの、派閥の収入としては記載しておらず、5年間で総額1億円を超える
会場はコの字型に机が並べられただけの会議室 そのうちの1回が開催されたのは12月8日。会場は、永田町の国会議事堂に程近い都市センターホテルの会議室だ。事前に情報を得た記者がホテルを訪ねると、ホテル6階の「603会議室」の案内板には〈総合政策研究会主催「西村やすとし茶話会」〉と表示されていた。同会は西村氏の資金管理団体だ。 だが、訪れたのは10人足らずのスーツ姿の男性たちだけ。会議室自体もコの字型に机が並べられたこぢんまりとしたもので、いわゆるパーティ会場にはとても見えない。一方で、入手した茶話会の案内状によれば、確かに〈政治資金パーティー〉と記載され、会費は2万円とされていた。 12月8日の「茶話会」の案内状 西村事務所関係者が内情を明かす。 「パー券は、西村氏と懇意の大口のスポンサー企業が購入しています。会場費や講師への謝礼、ランチとして出される高級サンドイッチなどの飲食費用を差し引いて
長崎県議会の議員が理事長を務める社会福祉法人が、運営する施設で働く職員から毎月の給料日などに職場で寄付を集めて議員に献金をしていたことが、NHKの取材で明らかになりました。複数の職員や元職員が「職を失うのが怖くて断れなかった」などと証言する寄付集めは、20年以上前から続けられていて、職員から集めた寄付はおよそ2億円にのぼると見られます。取材を進める中で見えてきたのは社会福祉法人が議員に“私物化”され、政治活動に利用される実態でした。 (長崎放送局記者 馬場直子 安井俊樹) 今回の取材の端緒は去年8月にさかのぼります。 長崎県の「政治とカネ」の実態を調べようと、県内の政治団体が毎年選挙管理委員会に提出している収支報告書のチェックを始めました。日々の取材の合間を見つけては、インターネット上で公開されている収支報告書を読み込んで、おかしな支出入がないか確認を進めました。 そして9月7日の深夜、議
「事実無根」「選挙妨害」。自民党の下村博文・幹事長代行は29日、急きょ開いた記者会見で「加計(かけ)学園から闇献金」とする報道を強い言葉で否定した。しかし、学園幹部が持参したという現金200万円のパーティー券購入者については明確にしなかった。 「『加計学園からの闇献金200万円』という記事は事実に反します」 29日午前、自民党本部で記者会見を開いた下村博文氏は冒頭、政治資金パーティー券の購入費用として加計学園から200万円が入金された、とする週刊文春の報道を否定した。 下村氏はA4判3ページの資料を報道陣に配り、淡々と読み上げながら記事の内容にひとつひとつ反論した。「日程の都合上」として30分に区切った会見の半分ほどを説明に充てた。 下村氏は、記事のよりどころとなる内部資料を漏らしたのが自身の元秘書だった可能性にも言及。「元秘書にも大きな疑念を持たざるを得ない」と語った。 その後、質疑応答
自民党の下村博文幹事長代行(東京都連会長)は29日、自身が文部科学相だった2013、14両年に、安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の当時の秘書室長から、後援会の政治資金パーティー券の購入代金として現金計200万円を受け取っていたと明らかにした。室長が学園以外の個人らから預かったものだとし、学園自体からの献金は否定した。一方、野党は下村氏と学園の関係を疑問視し、さらに詳細な説明を要求した。 下村氏は、両年とも学園関係者が協力を呼びかけた計11の個人・企業からの購入代金100万円を、秘書室長が取りまとめて下村事務所へ持参したと説明。個別の額は、政治資金収支報告書に記載する義務がない20万円以下だったとした。ただ、11者に学園関係者が含まれるかは「調べたい」と述べるにとどめた。
舛添要一都知事が窮地に立たされている。 13日に開催された都議会総務委員会は、舛添知事の出席を要求し、集中審議を行った。(参照:時事ドットコムニュース) ここ数か月、メディアを賑わせてきた、「舛添疑惑」は、ついに都議会の追求という局面を迎え、不信任決議提出も秒読み段階に入った。 ここで今一度、舛添氏に降りかかる「嫌疑」なるものを振り返ってみよう。 ⇒【画像】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=97756 改めて振り返ってみると、確かに、舛添氏の「セコさ」が浮き彫りになる。情けないほどにセコい。 自身の趣味である書道に関する用品ぐらい、自分のポケットマネーで支弁すればよい。仕事と家族旅行を兼ねて領収書を落とすなど、出張ついでに会社の経費で不倫旅行するせこいサラリーマンのようですらある。こうしてみると、確かに舛添氏には、倫理的な責めを受けるべき余地がたぶんに
舛添要一都知事(67)の三つの政治団体、「グローバルネットワーク研究会」(以下「グ研」)「新党改革比例区第四支部」「泰山会」の政治資金収支報告書(2012~2014年)を「週刊文春」特別取材班が精査した結果、政治資金規正法違反の疑いが浮上した。 「グ研」の収支報告書によると、舛添氏は2013年1月3日に、千葉県木更津市のホテル「龍宮城スパホテル三日月」における「会議費用」として、237,755円を計上している。翌年も1月2日にやはり「会議費用」として、133,345円を計上、その金額は、あわせて371,100円となっている。 正月の温泉リゾートで、いったいいかなる「会議」が開かれたのか。木更津に向かった小誌取材班は同ホテル関係者から次のような証言を得た。 「二回とも、会議は行われていません。舛添さんはお子さんを連れて、家族でご利用になりました。いずれの年もグレードの高い部屋に泊まった
11月20 小沢一郎無罪判決と政治資金監査について一言 カテゴリ:会計監査 資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡る政治資金規正法違反罪で強制起訴されていた小沢一郎氏の無罪が確定したと報じられていました。 この一連のニュースで「収支報告書」という言葉が何度も出てきましたが、国会議員関係の政治団体は未だに「財務諸表」ではなく、「収支報告書」なんです。つまり、複式簿記ではなく、単式簿記の世界です。「収支」=「収入」と「支出」しか把握していません。 おかしいと思いませんか? 政党助成金などのカタチで国民の税金が政治団体に流れているのですが、その政治団体は財政状態を把握していません。もちろん、国も把握していません。 ちなみに、「収支報告書」は、登録政治資金監査人(政治資金適正化委員会の登録を受けた弁護士、公認会計士、税理士)による政治資金監査を受けることが義務付けられています。 この登録政治資金監査
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