中国では一部の若者たちが旧日本軍の軍国主義に心酔し、日本兵のコスプレをしたり、戦跡を訪ね歩いたりするムーブメントが起きている。 「精日」と呼ばれるこの不可思議な現象を、香港紙「アジア・タイムズ」が多面的な切り口で報じている。 急増する旧日本軍の心棒者 2018年4月、中国の全国人民代表大会(全人代)は、「英雄烈士保護法」を可決した。 この新法は行政、民事、刑事の面から英雄烈士の名誉を保護する目的で制定された。そのため、中国への侵略行為や軍国主義を美化することで英雄烈士の功績を侮辱する者を取り締まり、刑事処罰を課す規定が盛り込まれている。 同法が成立した背景には、中国の歴史が大きく関わっている。
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