青色LED(発光ダイオード)の中村修二氏がノーベル物理学賞を受賞されたそうです。 ノーベル物理学賞に赤崎勇・天野浩・中村修二の3氏:朝日新聞デジタル 青色発光ダイオードといえば当時夢の実用技術といわれており、20世紀中の開発は無理と言われていました。この世紀の発明の青色発光ダイオードですが、当時さらに話題を集めたのが中村氏が勤務先だった日亜化学工業に対して特許の共有持分の移転登録と職務発明の相当対価を請求した訴訟事件でした。 中村氏は、日亜化学在職中に青色発光ダイオードの製造の一部にかかる発明をしましたが、その対価は2万円しか払われていませんでした。そのため、中村氏は主位的に特許の持ち分の移転登録の請求を、それが認められなかったときに備えて予備的に特許法の職務発明の相当対価として200億円の支払いを求める訴訟を提起しました。 この訴訟の代理人は升永英俊弁護士。現在は一票の格差問題に尽力され
青色LED訴訟の「真実」 問われる相当対価「604億円」の根拠 高輝度青色発光ダイオード(LED)や青紫色レーザダイオード(青色LD)などの製造方法をめぐる特許訴訟。沈黙を破った日亜化学工業の主張をきっかけに,本誌は独自に検証を開始した。その結果,原告である中村修二氏の主張とは反する「事実」を得た。東京地裁は中村氏の主張をほぼ全面的に受け入れ,巨額の相当対価の支払いを日亜化学工業に命じている。この判決の根拠となった「404特許」の効力と,中村氏の貢献の度合いについて,日亜化学工業の主張との対立点を改めて検証する。(近岡 裕) 高額対価の算出根拠となった 実施料率と貢献度の高さに疑問符 Part 1―二つの争点 中村修二氏が発明した,窒化ガリウム(GaN)系化合物の製膜装置に関する特許第2628404号(404特許)。この特許に関して東京地方裁判所は極めて高額の相当対価をはじき出した。「基
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