政府側と反政府側による武力衝突が続くアフリカの南スーダンで、少なくとも89人の少年が武装グループに誘拐され、この地域では誘拐された少年が強制的に戦闘に参加させられていることから、ユニセフ=国連児童基金は強く非難しています。 ユニセフ=国連児童基金が21日、発表したところによりますと、南スーダン北部のマラカル近郊の村で少なくとも89人の少年が銃で武装したグループに誘拐されました。 ユニセフによりますと武装グループは1軒ずつ民家に押し入り、12歳以上の少年を選んで連れ去っていったということです。 南スーダンでは政府側と反政府側による武力衝突が続き、これまでに双方で合わせておよそ1万2000人の少年が戦闘に参加させられてきたということです。 今回の誘拐について目的やどの武装グループによる犯行かは明らかになっていませんが、この地域では誘拐された少年が強制的に戦闘に参加させられていることから、ユニセ