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ブックマーク / www.foocom.net (8)

  • 日本の科学はここまで墜ちた!? 明治のチョコ若返り宣伝に見る “お墨付き”効果 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 日経産業新聞が12日、「内閣府チーム、仮説段階の研究を表彰」という記事を出した。内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の研究チームが、脳の健康に効果のありそうなべ物や生活習慣などを見つけるためのコンテストを開催しており、仮説でしかない研究を表彰している、と問題提起している。 私もまったく同感で、海のものとも山のものともわからぬようなレベルの研究を持ち上げてはならない、と思う。内閣府のプログラムとしての是非を考える以前に、これは科学の倫理の話だ。記事中のプログラム・マネージャーのコメントに驚き、日の科学はここま

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    BIFF
    BIFF 2017/04/14
    日本の科学がいつ「上がった」のか気づかないうちに「墜ちて」いた模様。残念。また上がる可能性はあるのかな。。
  • 科学リテラシーを育てる〜Z会の“挑戦”を聞く(1) | FOOCOM.NET

    今年4月、通信教育で有名な(株)Z会から、取材の依頼が来た。中高生向けの情報誌で、「『科学的』ってどういうこと?」というタイトルで特集を組みたいと考えている。品や健康情報の問題点、情報の受け手側が持っておくべき知識、心がまえなどについて話を聞きたい……。 Z会といえば、教材が難しいことで有名。「東大・京大を目指すならZ会。」と言われている。そのZ会が、受験とはまったく関係ない健康情報について聞きたい? 驚いた。取材を受けた時にもいろいろ驚いた。できあがった情報誌を送ってもらって、仰天した。 たとえば血液型やゲーム脳、超能力などについて、どう考えるか。疑似科学のなにが問題なのか。人が、あやしい科学情報を信じてしまう心理は、どのようなものなのか。とても面白くて考えさせる、真っ向勝負の「読み物」になっていた。 大人相手の情報誌でも、こんなにしっかりした内容のものはたぶんない。なにせ、中高生に「

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  • 無添加パンってなんだ?・・・朝日新聞の妙な記事 | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 朝日新聞に妙な記事が出ました。無添加にこだわり19年 杉並のパン屋が閉店という見出しです。 自家製酵母が自慢のパン店が閉店。添加物を入れたパンで湿疹ができた経験を経て、無添加パンのベーカリーコンサルタントに。国内外に400店近くを開き、さらに19年前に東京・杉並に自分の店をオープン。福島原発事故後は、「原材料の安全性が保てない」と休業し、再開後は原材料の放射性物質の検査をしていたという。店を閉めた後は体調を整え、コンサルタント業を再開する——というのが記事のおおまかな中身です。 変だなあ、と思うことは二つあります。まずは、この

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  • 結局なにが問題だったのか?〜冷凍食品の農薬混入事件1  | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 マルハニチログループの「株式会社アクリフーズ」の冷凍品に、農薬が高濃度で混入していた事件について、原因と対策を検討してきた「第三者検証委員会」が5月29日、最終報告書をまとめて発表した。事件が明らかになった昨年末からちょうど5ヶ月で、一区切りがついた。アクリフーズやマルハニチロホールディングスら関連6社も統合して今年4月、「マルハニチロ株式会社」としてスタートした。 (アクリフーズ「農薬混入事件に関する第三者検証委員会」のページ、マルハニチロウェブサイト) 私は、委員として検証作業に加わった。計11回の会合と群馬工場視察で、

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  • 阪急阪神ホテルズのメニュー表示 何が問題だったのか(中)-法律上の問題を考える

    執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。 品表示・考 森田 満樹 2013年11月4日 月曜日 キーワード:アレルギー 中毒 品表示 外のメニュー表示は景表法しか適用されず、品表示の規制の外にあることを(上)で述べた。消費者からすれば、メニュー表示も品表示も正しく中身を伝えてほしいと思う。しかし、外の世界は法体系も監視執行体制も市販品とは違い、今回の問題はそれが一因となっている。(中)では法律上の問題について、考えてみたい。 ●外のメニュー表示、なぜ品表示の規制の外か 品表示は現在、小売りされている生鮮品や加工品についてJAS法、品衛生法、健康増進法、計量法など様々な法律によって厳格に義務表示が定められている。誤表示は自主回収になることもあり、品事業者は間違えないよ

    阪急阪神ホテルズのメニュー表示 何が問題だったのか(中)-法律上の問題を考える
  • 生のジビエ料理なんて紹介しちゃダメ! 週刊文春さん | FOOCOM.NET

    どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点での課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 先々週、先週と、「週刊文春」が “中国猛毒品”の告発キャンペーンをしている。3月28日号と4月4日号。この後も続くらしい。 週刊文春は数年置きにこのキャンペーンをやるが、中国に対する反感が強まっている時期だと、やっぱり売れ行きが伸びるのだろうなあ。タイムリーにカンフル剤を使う、という感じでしょうか。 どれどれ、と読んだが、書く手法が以前と同じ。古い、手あかにまみれた“トリック”が使われている。 なんだか情けなくなりつつ、ほかの記事を読み進めて、3月28日号のエッセイにぶち当たった。驚愕! とてつもなく危ない品が「とろーんと

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  • オックスフォード農業会議の衝撃~環境活動家はなぜ転向したのか(下)

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年1月21日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 栄養 農薬 中毒 2013年1月3日、英国オックスフォード農業会議 (OFC: Oxford Farming Conference) において、GM(遺伝子組換え)に反対してきた活動家・作家Mark Lynas氏 は、今まで自分は間違っていたと謝罪した上で、GM作物・品への支持を表明し、欧米メディアに一大センセーションを巻き起こした。そのスピーチの超訳、先週の(上)に続く(下)である。 再びNorman Borlaugの言葉:「今や世界は技術を持っています-利用可能か、研究パイプラインがかなり進んでいて-持続可能な基礎の上に100億人の人口をべさせるために。 今日のもっと適切な質問は

    オックスフォード農業会議の衝撃~環境活動家はなぜ転向したのか(下)
    BIFF
    BIFF 2013/01/21
    科学的な真理は、圧倒的な量の無知と感情の前に極めて微力。21世紀になっても啓蒙活動は意義を失わない。
  • オックスフォード農業会議の衝撃~環境活動家はなぜ転向したのか(上)

    執筆者 宗谷 敏 油糧種子輸入関係の仕事柄、遺伝子組み換え作物・品の国際動向について情報収集・分析を行っている GMOワールドⅡ 宗谷 敏 2013年1月14日 月曜日 キーワード:バイテク メディア 栄養 農薬 2013年1月2日~4日、英国では新春恒例のオックスフォード農業会議 (OFC: Oxford Farming Conference) が開催された。メディアの注目が集中したのは1月3日に登壇した環境活動家で作家のMark Lynas氏によるスピーチ。GM(遺伝子組換え)反対の活動家・論客として世に知られていたLynas氏が、それは誤りだったと公に謝罪し、一転してGMへの支持を熱く語ったからだ。 地球温暖化を懸念する立場から、国連気候変動枠組条約締約国会議にも顔を出し積極的に情報発信してきたLynas氏は、複数の気候関連著書を持つ。だから、英国の気候変動研究者と紹介されることも

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