10月24日のNHK報道番組「日曜討論」で、立憲民主党の枝野代表が「航空自衛隊は時代遅れになった戦闘機を購入しているのではないか」と述べて防衛予算の使い道に精査が必要だと主張しましたが、これは完全に間違っています。 最新鋭戦闘機であるF-35を「時代遅れになった戦闘機」呼ばわりするのは、全く理解ができません。 F-35ステルス戦闘機「最も性能が高く圧倒的に安い」Kampfflugzeuge: F-35A mit höchstem Gesamtnutzen und mit Abstand am günstigsten (戦闘機:F-35Aは総合的な実用性が最も高く圧倒的に安価) 出典:スイスがF-35A戦闘機の調達を表明「最も性能が高く圧倒的に安い」(2021年7月1日) 世界的に見てF-35の最新評価は、今年6月30日にスイスが次期戦闘機をF-35に決めた際のこれに全てが表されています。
航空自衛隊三沢基地(青森県)に所属する最新鋭ステルス戦闘機F35Aが洋上で消息を絶った。 【写真特集】ステルス戦闘機 F35 日本の防空を担う将来の主力戦闘機の不明は、防衛省に大きな衝撃を与えた。「最新の機体に何が起きたのか」。空自の幹部らは表情をこわばらせ、情報収集に追われた。 F35Aは昨年1月に三沢基地に初配備され、今年3月26日に臨時飛行隊から第302飛行隊として新編されたばかりだった。隊員約80人でF35Aを13機配備。順次増やし将来的には約20機体制を予定している。 政府は昨年、旧型で能力向上が困難なF15戦闘機をF35に置き換え、追加調達する方針を決定。将来的には計147機体制となり、空自の戦闘機の半分を占める見通しだ。レーダーに探知されにくく、高度なセンサーを備える機体にどのような実任務を付与するのか、訓練の状況などを参考に防衛省内で検討している最中だった。 導入したばかり
F-35戦闘機のシミュレーターは、実につまらないといいます。そのつまらなさこそ、自衛隊の大量調達が妥当といえる理由にもなっています。 F-35大量調達決定 2018年12月18日(火)、今後おおむね10年間の国防方針を示した「防衛大綱」(以下「新防衛大綱」)と、これに沿った今後5年間の政策と装備調達量を定めた「中期防衛力整備計画」(以下「新中期防」)が発表されました。新中期防は2019年度から2024年度まで適用されますが、そのなかで、F-35戦闘機42機を導入する方針が明らかにされました。 加えて政府は、将来的には前述の42機を含む計105機を導入する方針であることも示しており、2011(平成23)年に導入を決定した42機と合わせると、自衛隊にはおよそ150機のF-35戦闘機が配備されることになります。 拡大画像 イギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」から発艦するF-35B(画像:ロ
F-35 統合打撃戦闘機(JSF)分散開口システム(DAS) Designated the AN/AAQ-37, and comprising six electro-optical sensors, the full EO DAS will enhance the F-35's survivability and operational effectiveness by warning the pilot of incoming aircraft and missile threats, providing day/night vision and supporting the navigation function of the F-35's forward-looking infrared sensor. http://www.es.northropgrumman.com/so
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 22日付Defense-Newsによれば、11月16日まで中国のZhuhaiで開催されていた「China Airshow」に、ステルス機を探知可能と宣伝するUHF周波数帯の移動式レーダーが出品されていたとのこと。 中国英字紙が「韓国に展開するF-22を探知した」と報じた、中国ECRIEE社(East China Research Institute of Electronic Engineering)製造の「JY-26」レーダーについてご紹介します 10月には本ブログで、別の中国企業が製造したステルス機探知用の受動レーダー(passive-detection radar)をご紹介しましたが、今度はUHF周波数帯を用いたステルス対処レーダーが出現しました。 西側では、日本が導入を決定し
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 27日、Mark Welsh米空軍参謀総長がDefense-Newsの質問に答え、、6月のエンジン火災によって飛行制限が続いているF-35に関し、根本原因は未だ調査中だが、当面の対策としてエンジンの設計変更や製造工程見直しを検討し始めていると語りました。 更に、長引く飛行制限が開発行試験や運用開始時期への影響を問われた同参謀総長は、正直に「大変懸念している:We are very concerned」と吐露しました。 これまで「大丈夫だと信じている」とか「以前より格段の進展」とか「確信を持っている」と言及してきたF-35に対し、本音が出たようです。 28日付Defense-News記事によれば ●6月23日に地上で発信準備をしていたF-35A型のエンジンから火災が発生した件は、ファン
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 14日付米海軍協会web記事は、英国やロシアメディアの報道を引用しつつ、中国海軍の新型ミサイル駆逐艦ルーヤンⅢ級(Type 052D)に搭載される対空レーダーが、ステルス戦闘機F-35を遠方で発見でき、搭載の艦対空ミサイルで攻撃可能かもしれないと、不確かながら報じています。 そう簡単ではない・・・との不信感いっぱいで記事は書かれていますが、もしかしたら・・・あの原理で・・との推測も含まれており、興味深いのでご紹介します まず米海軍協会web記事で概要を ●中国海軍の新型ミサイル駆逐艦ルーヤンⅢ級(Type 052D)に搭載される対空レーダーは、「Type 346 AESA radar」と「Type 518 L-band radar」で、これに艦対空ミサイル「CPMIEC HQ-9B」
米海軍大学準教授のホームズが、Foreign Policy誌のウェブサイトに8月20日で掲載された論文で、全く仮定の話として、もし東シナ海において、日中が、仮に米国の介入なしに、海上で戦闘をしたらどうなるか分析し、数の上では中国の方が遥かに優勢であるが、日本側の伝統的な士気、練度は高く、また、南西諸島に対艦ミサイルを配備できれば、結果は五分五分、あるいは日本が勝つかもしれない、と述べています。 すなわち、日本は、主要海上戦闘艦艇48隻、ディーゼル潜水艦16隻を持つのに対して、中国は、主要海上戦闘艦艇73隻、ミサイル艇84隻、潜水艦63隻を持っている。 日本はかつての黄海海戦の時代のように新興の意気に燃えているわけではないが、日本の海上自衛隊は、高い練度の伝統を維持している。 戦争は、数だけで決まるものではない。実戦において、数がどういう効果を発揮するかはわからない。冷戦時代、戦略家ルットワ
米国防省や米軍の動きを中心に安全保障の話題をフォロー。Cool Head, But Warm Heartで 16日付時事通信電子版(8時47分配信)によれば、米ロッキード・マーチン社が15日、FX候補機に挙がる次世代ステルス戦闘機F35の生産工場を日本メディアに公開したようです。 この報道は本当に「臭います」。多額の金が動く戦闘機の機種選定につきものの・・・それにしてもロッキード(防衛省と空自もか)は旨いところを突いてきました。 記事によれば・・・ ●公開されたのは、レーダーに探知されにくいステルス戦闘機F22やF35を生産するフォートワース工場(テキサス、従業員約15000人)。 ●F35共同開発に参加する9カ国の国旗が掲げられた工場内では、英国やオーストラリアなどの参加国が分担した機体の各パーツが集約され、生産ライン上で組み立てられていた。 ●レーダー反射を抑える滑らかな機体を製造する
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く