2008年07月06日 秋葉原事件に思う。(2) 秋葉原事件について、ずっと心にひっかかっている。 特に、以前記事にさせていただいた、『秋葉原事件に思う。』のなかで、 「『この種の事件がまた起きるのではないか。』という思いに、多くの人がかられるからだと思います。」 と書かせていただいたことが、その後も、重くわたしの心にのしかかっている。 もう、何年も前のことになるが、あるテレビのトーク番組で、ある若者が、 「なぜ、人を殺してはいけないのですか。」 という問いを発したという。 わたしは残念ながら、それを聞きのがしたのだが、この話を聞いたときは、かなり驚かされたものだった。当然、命の大切さは分かっていなければならない。自明のことを、大の大人が問うことについての驚きだった。 ところで、この種の事件が起きるたびに、 「今の若者は、命の尊さ、命はかけがえのないもの。そういう認識が育っていない。教育の