先週のちょうど今頃、永田町徒然草No.1698「おかしくなってきたぞ。」を書いていた。そこに私は、「松島法相と小渕経産相のスキャンダルである。これをキチンと処理するのは、そう簡単ではないぞ」と、書いた。安倍首相とその取巻きは、“これは簡単に処理できないぞ”と思ったのだろう。ふたりの女性大臣の首をあっさりと斬ることにより、この問題の解決を図ろうとした。 哀れなのは、首を斬られた女性大臣である。松島氏も小渕氏も、これからズタズタにされる。「女性が輝く社会」を作るのも結構だが、その前に「女性を大切にする社会」の方が先だろう。男女平等が憲法に明記されて久しくなるが、わが国の女性の地位は、まだまだ低い。“新憲法代議士”という本でデビィーした私だが、この問題については、私は未熟であると自覚している。ほとんどのわが国の男性もそう思って、自重自戒した方が良い。まず大切なのは、真の男女平等を実現することなの