現代美術作家ヤノベケンジさんが原発事故からの再生や復興への思いを込めて製作し、福島市に贈った「サン・チャイルド」の除幕式が3日、同市のこむこむ前で行われた。 高さ約6.2メートルの巨大な子ども像は、黄色い防護服に身を包み、ヘルメットを脱いで空を見上げている。 空間放射線量を測る胸の線量計は0を示し、不安のない未来を表現したという。 ヤノベさんは「生みの親は自分だが、福島の方々に育ててもらいたい」とあいさつ。除幕に参加した女子児童(小学4年)は「すごく大きくてびっくりした」と、大人より何倍も大きいサン・チャイルドを見上げていた。