勧誘で学校などとトラブル続発 宗教法人「顕正(けんしょう)会」(本部・さいたま市)から脱会しようとした男性にけがを負わせたとして、同会員で長岡市に住む専門学校生の少年(18)が傷害の疑いで逮捕され、同会の「会館」など関係先が家宅捜索を受けた事件で、同会が県内の高校生や知的障害者らへの勧誘を繰り返し、学校や障害者施設などとトラブルを続発させていたことが20日、分かった。 けがを負った男性は昨年、少年の勧誘で同会に入会していた。 新潟市内の障害者施設関係者によると、同会による知的障害者への勧誘は、3―4年前から活発化。駅周辺や繁華街で女性会員が声を掛け、勧誘の目的を告げずに「会館」へ連れて行き、入会させることが多いという。 昨年には、同市中央区の障害福祉サービス施設利用者の会員を介し、同施設を利用する知的障害者全員が入会。利用者家族からの苦情で、施設を閉鎖せざるを得ない事態に追い込まれ