この表を見ると、小さいスペースにたくさんの電気を貯め込める=航続距離が長くなるのはNCA、充電が高速なのはLTO、放電が高速で高性能な車が作れるのはLTO、寿命が長いのはLTO、そして安全なのもLTOとなります。あれ?LTOって「密度が低いのだけが欠点」なんですね。 電気自動車で最も重要なのは航続距離。LTOが搭載されているアイミーブMは電池の容量が10.5kWhでJC08航続距離は120km、アイミーブXは16kWhでJC08航続距離は180km。同じ車体で、実はMのほうが高速に充電できてバッテリーの寿命も長いのですが、どちらが売れるかというと言わずもがなですね。 Cというのは、電池に流せる電流の単位で、一定の電流で放電して1時間後に電池が空になるような電流を1Cと呼んでいます。例えばモデルSの電池は85kWhですが、これは85kWの電力すなわち85000(W) / 400(V) = 約
