いよいよ大詰め、なのか--。2001年3月以来、約5年半続いたゼロ金利政策が、今週にも、でなくとも月内には解除される、との見方が急速に強くなってきた。 まずは0.25%で年内に2回、来春までに3回とも言われる利上げは、債券市場では初回分までは確実に織り込んでいるが、実体経済への影響はこれからが本番。今回から数回、利上げの波が届く先々の新たな風景を考えてみよう。 消費者金融への影響は甚大 というわけで第1回は利用者2000万人、我が同胞の6人に1人がお世話になっているという消費者金融の金利引き下げ問題から。 「利上げ」に「利下げ」。方向も内容も全く異なるが、実は相当に関係は深く、我々の生活への影響も大きい、としたらどうだろう。 まず「利下げ」、つまり消費者金融の金利引き下げについて言えば、今月5日、自民党の金融調査会と「貸金業制度等に関する小委員会」が、いわゆるグレーゾーン金利廃止の考え方を
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