今日も藤松勝康(39)のもとに電話が入った。遠く離れた九州からの問い合わせ。母親であろうその女性は言った。「子どもに小鳥を買ってあげたくても、近所には売ってなくて」。 誰にも気に留めてもらうこともなく、知らぬ間に小鳥たちは“売れないペット”になっていた。「もう小鳥では食べていけない」。多くの繁殖家が廃業し、町の小さな鳥獣店は次々とシャッターを降ろし始めている。 「ウチも食べていくだけで精いっぱいです」と勝康は苦笑する。小鳥のヒナは1羽500円程度。高くて1000円に届くか届かないか。1匹10万円を超える売り値の犬や猫に比べたら、儲けは微々たるものだ。それでも、勝康は時代の片隅に追いやられようとしている小鳥を懸命に育てていこうと決めている。 国道155号線は、愛知県西部を縦横断する幹線道路だ。交通量の多いこの道路沿い、愛知県津島市に「鳥トウ商店」はある。行き交う車の陰に隠れるかのように、古び
治大国若烹小鮮 おがた林太郎ブログ 衆議院議員おがた林太郎が、日々の思いを徒然なるままに書き綴ります。題は「大国を治むるは小鮮を烹るがごとし」と読みます。 参議院で与野党が逆転しました。これで何が変わるかということについて少し考えてみました。 威勢の良い方は「衆議院から来た法案は全部突き返せ」みたいなことを言います。そんな愚かなことをしていたら次は郵政解散以上の大敗北を喫することは火を見るより明らかですから、野党がそんなことをするはずもありません。「法案を参議院で審議未了にしてどんどん廃案にしていく」というのはもう少し筋がいいですが、それとて国民の目から見て先延ばし戦略があまりにミエミエですので常に採用できる策ではないように思います。ましてや、「議長が本会議のベルを鳴らさない」といった案を喧伝する人に至っては夢物語と言わざるを得ません。これまで議長に対して「公平な議事運営を」と言っていた以
えらいひとたちの前でやるプレゼンの準備と自分の本の校正といつもながらの行政負担と、ほかにプライベートで2〜3件処理すべき案件を抱えているとなんだかわけがわからなくなってくるわけであって、もちろんたとえば弁護士さんや裁判官さんあたりに言わせればその程度の問題件数で何を音を上げているのかという話になるのだろうが第一に私は補助者も何にもなしの独力で仕事をしているのであり、第二にそもそもそういう世俗的な仕事が苦手だから学者などになっているのであって(挨拶)。というわけでなんだか世間のモノゴトについていけていないのであるがこの間にいろいろあららという出来事があったようであるので簡単にフォローする。 第一はもちろん参議院選挙の結果であって、簡単にまとめれば以下のようになるだろうか。 二大政党化の傾向がさらに強まった。マスメディアはまだ結構頑張っている。共産党は弾丸のばらまき方をもう少し考えた方がいいと
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