長野市の北京五輪聖火リレーは、3000〜4000人もの中国人留学生がコース沿道や式典会場を埋めつくすなか、「中国、頑張れ」とのシュプレヒコールが響き渡った。「ルールを守って応援する」と口々に語った留学生たちだったが、リレーに注目が集まる一方でチベット人支援者の前にさりげなく立ちはだかるなど、“妨害”ともとれる行動もかいま見えた。 聖火リレー開始約2時間前のJR長野駅。引き連れてきた約50人を整列させていた男子留学生は「法律を守って応援したい」と語った。応援を企画した「全日本中国留学生学友会」は事前に「マナーを守り、混乱は警察に任せる」と決定、方針は事前に、メールなどで会員に伝えられていた。 到着式会場の若里公園では中国人留学生が会場を取り囲み、互いに腕を組んで「北京、頑張れ」などと声を張り上げた。中国国歌を何度も繰り返し、団結力の強さをアピールした。 組織化されたような応援の一方、沿道では