軍政、タクシン派の締め付け強化=国民投票前に「再教育」-タイ タイのプラユット暫定首相=3月31日、米ワシントン(EPA=時事) 【バンコク時事】タイ軍事政権がタクシン元首相派に対する締め付けを強化している。新憲法草案の賛否を問う8月の国民投票を前に、草案に反対する同派の動きを封じ込める狙いがあるとみられ、さらにエスカレートする恐れがある。 軍政は2014年5月のクーデター以降、「態度矯正」と称し、軍政を批判するタクシン派の政治家やジャーナリストらの身柄を軍施設に数日間拘束することを繰り返してきた。 しかし、解放後も軍政批判をやめない政治家らに業を煮やした軍政は、こうした反軍政派に軍施設で1週間の「再教育」を施す方針を表明。地元メディアによると、プラユット暫定首相は「批判を続けることは受け入れられない」と語った。(2016/04/04-14:43) 【記事一覧へ】