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全国健康保険協会(協会けんぽ)広島支部(広島市)は17日、医療機関で受診した最大約19万人分の健康保険証データを含んだフロッピーディスクとCD計535枚を紛失したと発表した。同支部は盗まれた恐れもあるとして、広島県警に盗難届を出した。 同支部によると、個人情報の流出は確認されていない。データは、医療機関などから請求があった診療報酬について、審査をする別の機関とやりとりをするために作成。平成24年9月~27年3月のデータが入っていた可能性がある。 保険証番号は専用のアプリケーションがないと読み取れないが、氏名は見られる状態だという。 支部の施錠した倉庫で保管していたが、昨年12月に確認した際、なくなっていることが分かった。鍵は管理する職員の机上に置かれ、誰でも使える状態だった。
文部科学省の天下りあっせん問題で、仲介役を務めた人事課OBを顧問として雇い、多額の報酬を支払っていた明治安田生命保険の根岸秋男社長は17日、「文科省での経験を生かして法人営業全般の指導、助言を受けていた。職務に見合う報酬だった」と述べた。生命保険協会長として、東京都内で開いた記者会見で話した。 明治安田が顧問として雇っていたのは、同省人事課OBの嶋貫和男氏。嶋貫氏は就任した2014年1月から月2日程度の勤務で、年間約1千万円の報酬を受け取っていた。 根岸氏は採用した経緯について、「個人情報なので詳細は差し控える。法令にのっとった適切な対応だった」と述べた。嶋貫氏は明治安田の顧問職にありながら、他のOBの天下りをあっせんしていたが、この点について根岸氏は「会社として承知していなかった。残念としか言いようがない」と話した。(真海喬生)
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