空襲でほとんどの建物が焼失した鹿児島市の市街地の状況を、終戦直後に撮影したカラー映像がアメリカの国立公文書館で見つかりました。鹿児島市の終戦直後のカラー映像が見つかったのは初めてだということで、近く一般に公開されます。 映像には、百貨店や市の公会堂など一部の大きな建物が残っている様子が記録されているほか、昭和12年に建てられ、空襲の被害を免れた西郷隆盛の銅像も確認できます。 太平洋戦争末期の昭和20年、鹿児島市では8回にわたるアメリカ軍の空襲で合わせて3329人が犠牲になり、市街地の90%以上が焼失したということです。 空襲後の鹿児島の市街地を撮影した写真は昭和20年の白黒のものがありますが、昭和館によりますとカラー映像が見つかったのは初めてだということです。 昭和館では今回見つかった映像を今月21日から鹿児島市で一般に公開することにしています。