総務省は11日、11月に徳島大常三島キャンパス(徳島市)であった行政書士試験で、受験生2人の解答済み答案用紙を紛失したと発表した。 試験を実施した一般財団法人行政書士試験研究センター(東京)によると、試験は11月12日に全国57会場で一斉に実施され、徳島大会場では203人が受験した。答案用紙は終了後、担当職員がまとめて宅配便で同センターに送ったが、センターが同16日に確認したところ、2人分が足りないことが判明した。センターは2人に謝罪するとともに、年明けに再試験を行うことで理解を得たという。 同センターの磯部力理事長は、同省から文書で厳重注意を受けたとして、「適正かつ確実に管理運営すべき国家試験で、あってはならない事態を発生させ、受験者及び関係者の皆様には多大のご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」としている。(福家司)
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