NASA=アメリカ航空宇宙局は、去年の世界の平均気温が観測史上、5番目の高さになったと発表しました。 NASAは12日、去年1年間の世界の平均気温が産業革命前より、およそ1.1度高くなり、観測が始まった1880年以降、5番目の高さになったと明らかにしました。 平均気温が上昇した原因についてNASAは、南米沖の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」によって、世界全体の気温の上昇は0.06度ほど抑えられた可能性があるものの、二酸化炭素の排出量が去年、過去最高を記録したためだとしています。 世界の平均気温が、産業革命前より1度以上高くなるのは8年連続だということです。 また、NASAは気温が上昇したことにより、パキスタンが豪雨に見舞われたり、アメリカで深刻な干ばつが相次いだりするなど、異常気象が増えていると指摘しています。 NASAゴダード宇宙科学研究所のギャビン・シュミット所長は、「ことしはラニ