徳島県教育委員会が令和2年度に調達し、県立高校などに配った「1人1台」のタブレット端末1万6500台のうち半数超が故障した問題を巡り、同県の榊浩一教育長が8日、辞表を後藤田正純知事に提出したことが県への取材で分かった。 任期は7年3月末までだったが、今年3月末で退任する。引責とみられる。今後、退任日までに県教委の同意を得る見通し。県は11日の県議会で、後任の人事案を提案する。 故障が多発しているタブレットは中国のツーウェイ社製。文部科学省の「GIGAスクール構想」を受け、県立高など計30校に配備した。昨夏以降、バッテリーが膨張する故障が急増。調達が追い付かず、1人1台の状態に戻るのは今年9月ごろの予定だ。後藤田知事は、県教委の対応の甘さを批判していた。
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