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2011年5月30日のブックマーク (5件)

  • 「内部被曝」について - naibuhibaku-1

    (1.1) わたしの発端 肥田舜太郎・鎌仲ひとみ『内部被曝の脅威』(ちくま新書 2005)を読んだ。肥田舜太郎(ひだしゅんたろう 1917生れ)は陸軍軍医として広島で被爆し、同時に被爆者の治療にあたった。そのあと戦後一貫して被爆者の治療にあたり、そのなかでも特に内部被曝という観点をもちつづけていた。鎌仲ひとみはドキュメンタリー映画制作者で、環境問題に関わってきている。映画「ヒバクシャ」には肥田も出演しており、様々な賞をとっている。 『内部被曝の脅威』というは、残念ながら、としての出来はあまり上等ではない。色々と貴重なデータや観点がゴチャゴチャに詰めこまれていて、全体として訴えかけてくるものが分散している。しかし、触発されるところの多いだった。 “ピカドン”と原爆にうたれて人間が即死に近い状態で死ぬ。あるいは数日のうちに死ぬ。これは、強い放射線にさらされて人体内部が細胞レベルで破壊され

  • 早川由紀夫の火山ブログ 科学と疑似科学の違い、そしてニセ科学

    「科学と疑似科学の間には推論の方法を始めとした方法論的側面についてどんな違いが存在するだろうか」伊勢田(2003、p7) この課題は科学哲学の核心だそうだ。しかし残念ながら、狭い意味の方法論で科学と疑似科学を切り分ける企ては非現実的であると、いまの科学哲学では考えられている。ここでいう「狭い意味の方法論」は、推論の方法などをいう。査読などの社会的・制度的方法を含まない。 方法論に違いが認められないなら、科学と疑似科学は区別できないとする立場もありうる。私はその立場を取りたい。疑似科学の価値がしばしば低く評価されるのは、それが科学でないからではなく、それとは別の悪い属性がその中に混入しているからだとみる。 ただし私は、反証可能性を満たすものを科学だと定義するポパー式の切り分けに魅力を感じている。純粋な科学哲学の課題としてではなく、現実社会への応用問題だととらえれば、ポパー式の切り分けにはまだ

  • 放射性物質のベクレルと質量の関係 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    放射線の影響度を表現するうえで、報道ではシーベルトとベクレルという2つの単位が使われている。シーベルトについては、Wikipedia を参照していただくとして、ベクレルと放射性物質の質量の関係について考えたい。 免責事項 私は、放射線物理学の専門家ではありません。この文章は最大限の注意を払って作成しましたが、誤りがあるかもしれません。専門家の方で間違いを発見されたらぜひご指摘ください。この情報を利用した結果、読者に何らかの損害が生じたとしても、私は責任を負いません。 参考文献 放射性崩壊 ベクレルとは ベクレルとは放射性原子核の崩壊速度を表す単位である。ある原子核集団において、1秒間に1個の原子核が放射線を発しながら崩壊するとき、放射能の強さが1ベクレルであるという。 核種と半減期 放射性核種が決まると半減期が決まる。例えばヨウ素131の半減期は、8.1日である。放射性原子核の集団では1秒

    放射性物質のベクレルと質量の関係 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 年間1ミリシーベルトの真実。 @SOSOAO さんがICRPの中の人に聞いてみたよ。 #tkgg

    SOSOAO @SOSOAO <1msv/yの真実/ICRP科学秘書官クリストファー・クレメントさんからのメール・1> モヤモヤしてたのでICRPの中の偉い人に直接聞いてみたよ。遠い日からの不安に対して、個別にちゃんとお返事くれるなんて嬉しく思いました。 2011-05-25 01:21:09 SOSOAO @SOSOAO <1msv/yの真実/ICRP科学秘書官クリストファー・クレメントさんからのメール・2> 質問1・ICRPのガイドラインの1msvはバックグラウンド(自然放射線)はどう考えているの?例えばこれを1msvに含むと例えば名古屋にいくとオーバーしちゃうんだけども。 2011-05-25 01:22:03

    年間1ミリシーベルトの真実。 @SOSOAO さんがICRPの中の人に聞いてみたよ。 #tkgg
  • KAN CONSULTING OFFICE 国家財政破綻研究ページ

    「銀行が破綻した場合に、預金者一人当たりの預金額元1000万円とその利子まで、保護される」という制度がペイオフです。だから、「1000万円を超える預金は分散しなければならない」というのが一般的に言われるペイオフ対策でしょう。 しかし、単に預金を分散するだけで、当に資産が保全されると言えるのでしょうか。答は「いいえ。預金を1000万円以下に分散して複数の銀行に預けたとしても、決済性預金に預けたとしても、資産は十分に保全されない」です。 なぜか?先ほど述べたように、日経済の現状を冷静に観察すると、ペイオフは少数の危ない銀行を避けるという簡単な問題ではありません。たとえば、金利の高騰で、どの銀行も多量に持っている国債は、大きな評価損を抱えます。ペイオフの質は、預金者責任という名目で、預金者から国家への巨大な富の移動を行い、国家的な不良債権の解決を図る算段ということなのです。つまり、ペイオ